生命保険の見直しA
子どもが成人して、働けるようになったら、死亡保障より、年金など、老後 の資金を準備するとよいでしょう。 公的年金は、老後の生活に充分なものとは言えません。しかし今のわが 国の年金制度では、それ以上のものは望めないので、あとは自助努力が 必要になってきます。 退職後の老後生活を夫婦二人でおくる場合、月々25万円程度が必要で あると言われています。公的年金や、退職金で補えない部分は、個人年金 で補わなければなりません。 国としても、公的年金のほかに個人年金で老後の準備をすることを奨励 していますので、個人年金保険には税制面の優遇もあるわけです。 個人年金という形で保険に加入していなくても、満期時の生存保険金を 年金のような形で毎年に分けて受け取る方法もあります。 このように、年齢や家族構成が変化していくときに、保険を見直して、 そのときの自分には何が必要なのかを検討し、保険の形を変えていく とよいでしょう。